メスの生殖器

卵巣は腹腔背側の腎臓近くに位置しており、2つの卵巣と子宮、膣からなり左右の卵巣から卵を受け取るのが左右の子宮角です。子宮角は中央で1つの子宮体となり、ここから子宮が伸びて膣に続きます。発情の前期に子宮内膜が充血し、出血がみられます。メスの発情は約6ヶ月〜9ヶ月周期で起こります。卵巣の疾患としては卵巣腫瘍、卵巣嚢腫などがあり、子宮蓄膿症などを併発することがよくみられます。

生殖器の病気(メス)

卵巣発育不全(らんそうはついくふぜん)

ポイント 症状は卵小型犬で生後7ヶ月、大型犬で14ヶ月過ぎても発情(生理)がこない 原因は下垂体前葉ホルモンの分泌障害、卵巣の腫瘍 治療はホ...

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子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)

ポイント 子宮内に膿汁が異常に溜まり、子宮膜に嚢胞性増殖を伴う病気 症状は初期は無症状 発情の1~3ヶ月後、食欲不振、元気消沈、嘔吐、...

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乳腺炎(にゅうせんえん)

ポイント 乳腺炎は、出産後が特に多く乳汁を産生する乳腺(にゅうせん)と呼ばれる腺組織に炎症が生じること 症状は乳腺にしこりができて発熱し、痛...

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偽妊娠(ぎにんしん)

ポイント 妊娠していない場合も、発情休止期に妊娠期に類似したことを偽妊娠 交配していなくても発情が終了した後(約2ヶ月後)に偽妊娠が起こる ...

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膣炎(ちつえん)

ポイント 膣炎はメスの犬が生殖器である膣内部が細菌感染、炎症を起こす病気 症状は陰部を異常に舐める、赤く腫れる、発情期ではないにオスが近寄っ...

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子宮内膜炎(しきゅうないまくえん)

ポイント 子宮の内部を覆っている子宮内膜と言われる部分に細菌が繁殖して炎症を起こした事 症状は下腹部の痛み、腹部拡張、、微熱や発熱、おりもの...

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