オスの生殖器は精巣とペニスからなり、オスの生殖器の病気は副生殖器にあたる前立腺の疾患が多く、前立腺炎、前立腺肥大、前立腺腫瘍など人間と似た病気になりやすいです。外見的には睾丸、陰茎、包皮があり前立腺は膀胱の後ろにあり、尿道をとりまくようについている卵円形の器官で精液の重要な成分である前立腺液を出して、精液をアルカリ性にします。睾丸は精子の生産、オス性ホルモンの分泌器官で疾患としては睾丸炎、睾丸腫瘍などがあります。陰茎、及び包皮の疾患はメスの膣炎と同様に包皮炎、可移植性性器肉腫などがあります。
生殖器の病気(オス)
包皮炎(ほうひえん)
ポイント 包皮炎は、包皮の内側が、細菌感染による化膿性炎症を起こす 症状は黄~緑がかったクリーム状の分泌物が普段よりも多く出る オス犬...
続きを読む前立腺炎(ぜんりつせんえん)
ポイント 前立腺炎は前立腺に細菌が感染、激しい痛みを伴う炎症のこと 症状は急性の場合、激しい痛み、発熱、嘔吐、食欲不振、排尿障害 痛み...
続きを読む前立腺肥大(ぜんりつせんひだい)
ポイント 去勢手術をしていない高齢犬にみられ、初期は無症状で経過 症状は前立腺が肥大すると、前立腺の上の腸や前の膀胱、尿道の圧迫で、様々な症...
続きを読む前立腺膿瘍(ぜんりつせんのうよう)
ポイント 犬の前立腺膿瘍は、前立腺が化膿して膿(うみ)が溜まった状態 前立腺炎などがさらに悪化して前立腺膿瘍になるケースも多く、大抵は膀胱炎...
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