ポイント
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鼻腔狭窄とは犬のほとんどが、ブルドック、ペキニーズ、フレチブルドッグなどの短頭種の犬に多く、鼻の穴が狭いことをいいます。鼻をぐーぐー鳴らしたり、鼻水を飛ばしたり、鼻だけでは呼吸がしにくく口をあけて「ハァーハァー」と暑くもないのによくします。鼻の穴が狭いと運動した時などにチアノーゼ(下が紫になる)を起こし、酸欠で倒れたりします。また、夏場などは呼吸がしにくい為、熱射病にもなりやすい。
原因は鼻腔が極端に狭い先天的ものです。感染症や刺激臭(殺虫剤など)などで、鼻の中の粘膜が炎症を起こし腫れて鼻の穴が狭くなることもあります。
生活に支障がなければ、激しい運動を控えめに夏場は暑さ対策をキッチリ行う。散歩中も呼吸が苦しそうなら頻繁に休憩をとるなどをする。鼻から呼吸をしようとしても、うまく呼吸できない場合は手術をします。術後、鼻が変形してしまうのでそれも理解したうえで獣医師と相談しましょう。炎症の場合は、抗生物質などの炎症を抑える治療をします。