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ポイント
- 症状は眼のまぶたにあるマイボーム腺がイボ化(腫瘍化)したもの
- 9割以上が良性で外科的処置により局所での再発や転移はない
- 不快感で、引っ掻く、壁や地面にこすり付ける、角膜を傷つけたり、角膜炎の原因にもなる
- 原因は高齢犬が多く切除しても体質で複数回できる事もある
- 放っておくと大きくなり、角膜を傷つける可能性がある
- マイボーム腺腫は小さければ、問題になることはありませんが大きくなると厄介
- 治療は外科的に腺腫を切除し縫合する
- 外科的処置により局所での再発や転移はほぼおきない
- 小さいと問題ないが大きいと厄介なのである程度大きくなる場合には治療をした方が良い
- 悪性の場合ガン細胞が移転しない為、眼球摘出や眼の周辺の骨を含め広範囲に切除
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マイボーム腺腫とは、眼のまぶたにあるマイボーム腺という腺組織がイボ化(腫瘍化)したもので、多くの場合、9割以上が良性であり、外科的処置により局所での再発や転移はほぼおきません。腺腫は複数でできたり、大きくなったりして角膜を刺激するため、不快感を伴い、引っ掻いたり、壁や地面にこすり付けたりして角膜を傷つけたり、角膜炎の原因になります。
マイボーム腺腫は高齢犬が多く、切除してもできやすい体質には、複数回できる事もあります。多くの場合が高齢犬で良性が多く、外科的処置により局所での再発や転移はほぼおきません。
放っておくと大きくなり、角膜を傷つける可能性がありますので、治療は、外科的に腺腫を切除し縫合します。そのあと引っ掻きで角膜を傷つけない為に、エリザベスカラーなどをつけます。万が一、悪性の場合、ガン細胞が移転しない為、眼球摘出や眼の周辺の骨を含め広範囲に切除します。マイボーム腺腫は小さければ、問題になることはありませんが大きくなると厄介な腫瘍なので、ある程度大きくなる場合には治療をした方が良い。