ポイント
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皮膚の抵抗力が弱い犬などに発症する病気で小さな赤い湿疹が出来、目、耳、口、脇の下、腹部、足の付け根などの皮膚の柔らかく薄い部分が多く、急に広がるフケを伴った円形の脱毛と不規則なジメジメしたただれ状の皮膚炎になるものもあります。痒みはまちまちで、この皮膚病は人間にも感染しますので犬の体に触れないことです。
カビの一種である白癬菌、真菌(カビの仲間)が感染して表皮や被毛、爪の根本に寄生して炎症が起こります。皮膚病を起こす菌は土の中に生息しているものもあり、土の上で生活したり、穴掘りが好きな犬に発症しやすいです。また、老犬や子犬、免疫力の低下、感染している犬との接触、全身性の疾患を持つ犬などで発症することもあります。
治療の原則は全身の毛を刈り、外用薬や薬欲シャンプー、抗生物質などを使って体から病原菌を取り除くことと環境にいる病原菌をなくしていくことです。治療は1ヶ月以上かかり、家ではこまめに掃除、真菌(カビ)のいる抜け毛を排除します。検査で真菌(カビ)が見られなくなるまで根治する事が大切です。