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アレルギー性皮膚炎

アレルギー性皮膚炎
ポイント

  • アレルギーとは有害なものを排除しようとするが自分自身にも向けられる
  • 症状は赤いのない痒み、赤みのある赤み
  • かき回し、色素沈着、皮膚のごわつき、膿皮症(毛包の化膿)、慢性外耳炎、結膜炎、慢性指間炎など
  • 原因はほこり、ダニ、カビ、卵、牛乳、豚肉、鶏肉、牛肉、動物のフケ、小麦、花粉など
  • 治療はアレルゲンの回避、スキンケア、薬の投与
  • 検査は皮膚掻把検査、被毛検査、くし検査、耳道検査、細胞診
  • 血液検査、レントゲン検査、便検査、皮内テスト、皮膚生検、細菌や真菌の培養、制限テストなど

●アレルギーとアトピーの違い
アトピー・・・意味は「場所が不特定」と言われ、わかりやすく言えば「変わった、不思議」というような意味です。空気中に漂うアルゲンを鼻や口から吸ったり、皮膚からアルゲンを吸収したり、例えば、アルゲンを含むほこり吸った、衣服などがアルゲンを含みかゆくなったりしての過敏な肌などです。
アレルギー・・・花粉、ほこり、ダニ、タバコ、植物、新聞紙、ウール、フケ、真菌胞子など特定のものに対して発症するのがアレルギーです。
アトピーとアレルギーを比べる・・・アレルギーは特定のものに対しての異常反応ですが、アトピー体質は特定のものに対しての異常反応だけではないのがアトピーです。わかりやすく言えばアトピーは特定のものにも反応、特定以外のものにも反応するという事です。

syouzyouアレルギーとは、生体にとって有害となるものを排除しようとする働きが自分自身に向けられて場合の免疫反応です。例えるなら相手が拳で攻撃してきたのに手榴弾で対抗してしまい相手を撃退できますが、自らも傷つけてしまうようなものです。免疫力は弱くても病気になりやすい、反応が強すぎてもアレルギー反応を起こす・・・と困ってしまいます。ところが、どんな相手でも総攻撃というわけではなく、特定の相手にのみ過剰な反応をおこすのがアレルギー反応です。そして犬ではアレルギー反応の表現の場として、皮膚が重要となるのです。そしてアレルギーの原因となるものを「アレルゲン」と呼びます。アルゲンと動物それぞれの違いによって皮膚症状の発生場所も異なります。自分のペットが何に対してアレルギー反応を起こすのか知ることはとても大切です。
アレルギー性皮膚炎の特徴
●皮疹(皮膚にみられる病変)のない痒み。時には皮疹を伴う。
●時に丘疹(多くはピンク色、紅色に腫れている直径1cm以内の硬い限局性隆起)、膨疹(真皮における一過性の浮腫で、境界明瞭な局限性の扁平隆起。通常数時間で消失する)、紅班(皮下の充血、血管拡張による変化。限局した非隆起性の皮膚の赤い色調変化)などが見られる。
●全身性は稀であり、徐々に悪化していく
●完治は難しい
●かき回し、色素沈着、皮膚のごわつき、膿皮症(毛包の化膿)、慢性外耳炎、結膜炎、慢性指間炎が見られる事がある。
●シーズー、ウエスト&ホワイト・テリア、柴犬、コッカースパニエルなどでは、脂漏性皮膚炎を伴うことがある。

アレルギー(外耳炎) アレルギー(口周り) アレルギー(首周り)アレルギー(内股アレルギー) アレルギー(肉球炎) アレルギー(背中)アレルギー(慢性指間炎) アレルギー(肛門周辺)

ganinアレルゲンとは?
アレルゲンは普段の生活環境に存在し、スギ花粉は人の花粉症のアレルゲンとして有名ですが、これまでも過去にスギ花粉を吸ってきたはずなのに、あるある日突然発症するのが特徴です。過去に日常的に触れたり摂取してきたものに対して突然症状をあらわすのがアレルギーなのです。これまでずっと食べてきたフードに対してかゆみを示すことはよくあります。犬のアレルゲンとして一般的なものは、ハウスダスト(ほこり)、ダニ、カビ、動物性蛋白(卵、牛乳、豚肉、鶏肉、牛肉など)、動物のフケ、小麦、花粉などです。

治療検査
他の皮膚病との鑑別を行い、アレルギーと診断された場合には、アルゲンの究明を行います。他の皮膚炎との鑑別では、飼い主の観察が、かなり重要となります。例えば季節性の有無、かゆみの有無、発生はいつ頃からかなどの情報を参考に鑑別していきます。次に皮膚掻把検査(皮膚の表層を削り、顕微鏡で調べる。主に角質層に感染する病原体の検出に使用)、被毛検査、くし検査、耳道検査、細胞診などの検査が行われます。また、必要に応じて血液検査、レントゲン検査、便検査、皮内テスト(アレルギーの原因となりそうな物質の液を皮内に注射して、アレルギー反応を調べる)、皮膚生検(皮膚の全層を切り取り、病理組織検査を行う方法)、細菌や真菌の培養、制限テストなどを行うこともあります。
治療
1、アレルゲンの回避
2、スキンケア
3、薬の投与の3つですが、できるだけ薬を控えてなるべく1,2でコントロールする
①アレルゲンを回避
環境中のアレルゲンの回避、除去することは不可能に近く、限度がありますがダニやほこりなどが原因の場合は、除湿機や加湿器の使用や掃除を十分に行い、毛布やふとんなどは日光に当てコントロールすること。食事アレルギーの場合は完全除去が可能です。また、動物の70%が食事性アレルギーをもっているという結果もあり、検査で食物系のアレルゲンが検出されない場合でも、アレルギー対応フードを与えることも症状の軽減のために重要です。アレルギー専用フードは、米、ナマズ、七面鳥、低分子蛋白などを主原料としていて、アレルギーをおこしやすい牛肉、豚肉、鶏肉、小麦、大豆、卵等を使用していません。しかしハウスダスト(ほこり)やダニをアレルゲンとする場合、食事の変更は無意の場合もあり、十分な検討が必要です。
②スキンケア
アレルギー性皮膚炎の犬は、皮膚のバリア機能が弱いことです。健康な皮膚の表面は適度な皮脂があり、、これが細菌やほこりから保護しているのです。炎症をおこしている皮膚は、乾燥していて細菌やカビ、ほこりなどアレルゲンの影響を受けやすくなっていて、逆に油っぽい皮膚は、細菌が増殖しやすい状態になっています。シャンプーなどのスキンケアでは、保湿効果や炎症をおさえる効果のある専用薬欲シャンプー、リンスやローションを使用します。定期的なシャンプーは、皮膚についた細菌やアレルゲンを流し、リンスやローションは皮膚のバリア機能を向上させます。シャンプーは皮膚の状態に合わせて1週間に1~2回行うと効果的です。薬欲シャンプーは、皮膚に浸透するようにマッサージしながら洗い、その後5分~10分間放置してできるだけ低温のお湯を使って十分に流します。リンスも同様にしっかり皮膚になじませてよく洗い流し、乾かす場合にはドライヤーを使わず(乾燥しすぎによる痒みの為)タオルで乾かしましょう。
③薬の投与
初期症状の場合は、数種類の抗ヒスタミン剤と低用量のステロイド剤のみ。慢性化した重度の場合、数種類混合された薬を長期的に使用することが効果的です。数種類を粉末にしているので、それぞれの用量が少なく長期間投薬でも副作用の心配がない。治療開始は内服薬の量が多いですが、改善とともに量も少なくしていきます。しかし、使用法を誤ると症状を悪化させたり、取り返しのつかない副作用がでますので、必ず獣医師の指示に従って使用してください。また、合併症に膿皮症をともなう時は、抗生物質を3週間以上の長期にわたって投与します。特殊な治療法としては減感作療法(アトピー患者にアルゲンと投与し、アルゲンに対する反応性を低下させる)があります。

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