僧帽弁閉鎖不全
ポイント

  • 血液が逆流が起こり、左心系の内圧が高まって心臓を肥大させてしまう
  • 症状は早ければ4,5歳くらいから肺からくる咳
  • 咳は、気温の変化の寒暖差で現れ、特に朝方に軽い乾いた感じでも見られる
  • 長く続き重症化すると肺はうっ血をして肺水腫の状態となる
  • 痰が絡んだような「ケッ、ゲッ」という咳で気づかない場合もある
  • 病気が進むと1日中咳をする
  • 咳の併発で呼吸困難、唇やチアノーゼ、発作を起こして失神、運動や散歩を嫌がるなど
  • 原因は加齢により腱索(ひも状の腱)が痛んでもろくなり伸びて、きちんと閉まらなくなる
  • マルチーズ、ポメラニアン、ヨークシャテリアなどの室内犬の小型犬の死因がトップを占る
  • 治療は手術によって治療することはできない
  • 利尿剤などの投与
  • 長い期間または一生薬を服用
  • 犬を興奮させない、激しい運動、長い散歩、夏場は水分と暑くない環境など心臓に負担をかけない
  • 心臓病用のドッグフードにする
  • 対策は治療が始まっても、定期的な検査
  • 食事は、むくみをとる為に低ナトリウム、塩分を控えて、少量の脂肪のある肉を混ぜる
  • ビタミン剤を混ぜるのもよい
  • シャンプーなどの刺激で悪化する場合があるので控える

syouzyou血液が逆流が起こり、左心系の内圧が高まって心臓を肥大させてしまいます。 末期になると弁は大きく揺れるように振れ、はみ出しているように見えるので、逸脱症候群ともいわれています。この頃になると右心系も肥大し、心臓はボールのようになります。 早ければ4,5歳くらいから肺からくる肺静脈の流れにも影響を与えて、肺にも負担がかかるようになり、咳という形で症状が現れます。この咳は、気温の変化の寒暖差で現れ、特に朝方に軽い乾いた感じでも見られます。 これが長く続き重症化すると肺はうっ血をして肺水腫の状態となります。 犬の咳は痰が絡んだような「ケッ、ゲッ」という咳で気づかない飼い主さんも沢山います。 興奮した後も咳はしますが、病気が進むと1日中咳をするようになります。このほかにも咳の併発で呼吸困難を起こし、唇や舌が紫色(チアノーゼ)になったり、発作を起こして失神、運動や散歩を嫌がる、といった症状もみられます。

ganinマルチーズ、ポメラニアン、ヨークシャテリアなどの室内犬の小型犬の死因がトップを占め、多くの犬が慢性的にこの病気に悩んでいます。 この弁は何本かの腱索(ひも状の腱)でできていますが、この腱状の弁が加齢などで痛んでもろくなり伸びて、きちんと閉まらなくなります

治療手術によって治療することはできません。心筋と血液の循環に問題があり二次的に肺がむくんで咳をしますので、治療は心筋や循環状態の改善、肺のむくみをとる為に利尿剤などの投与が行われます。 長い期間または一生薬を服用。 家庭では、なるべく犬を興奮させない、激しい運動、長い散歩、夏場は水分と暑くない環境など心臓に負担をかけないようにしましょう。心臓病用のドッグフードも沢山ありますので、獣医師と相談する。

対処治療が始まっても、定期的な検査が必要です。 この病気は早期発見、早期治療、食事の管理が長生きさせるコツです。 症状がわかりにくいので咳があったり、5,6歳になったら検査するのも必要かと思います。 食事は、むくみをとる為に低ナトリウムをすすめます。家庭で作る場合は塩分を控えて、ご飯などに少量の脂肪のある肉を混ぜます。ビタミンが欠損しやすくなるので、ビタミン剤を混ぜるのもよい。呼吸器系の病気はシャンプーなどの刺激で悪化する場合があるので、症状が重い場合は本格的なシャンプーを控え、するなら手早く軽く行いましょう。