ポイント
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最初は空咳がでるくらいで、次第にしわがれ声だったり、発声できなかったりもします。吐くようなしぐさをしたり、ヨダレが多かったり呼吸がしづらくゼイゼイという音だったり、喉の付近を抑えると咳き込むなどが症状です。又、咳がひどくなるとのどの痛みで食欲不振になり、声が発声しにくくなると声帯が傷ついて鳴き声が変わる場合もあります。
気管の入り口にあたる関門を咽喉と呼びます。異物の吸引を防ぎ、声帯があって発声を行う場所でもありますが、そこにウイルスや細菌の感染、刺激系のガス、熱気の呼吸、鼻炎や口内炎などで咽頭に炎症を及ぼす事もあります。他に鳴きすぎもたまに見られ、食物や飲み込んだものがのどを通過する時にできた傷によることもあります。
一般的にウイルス感染が引き起こす全身症状が原因の場合、抗生物質による感染の治療と消炎剤の投与で治る場合が多いです。換気をよくして保温に気をつけましょう。重症の場合は薬剤を吸入するネブライザー(吸入器)による治療も必要になることもあります。食べ物や異物などが原因の場合は外科療法が必要になる事もあります。