耳血腫
ポイント

  • 症状は耳をかいたり耳を振ったり、壁地面などにこすり付け耳たぶに血が溜まる
  • 原因は強い衝撃(打撲など)やけんかなどでも血が溜まる
  • 治療は全犬種に起こるが、大きな耳の垂れ耳の犬がなりやすい
  • 小さいサイズだと血を抜く、それと平行して他の耳の疾患を治していく
  • 外科手術は麻酔をかけ耳を切開し、軟骨と皮膚の結合する簡単な手術
  • 耳血腫は体質によっては再発を繰り返す
  • 治療として手術を行うことが多い病気ですので、日頃から耳のケアがとても重要

syouzyou耳介(耳たぶ)は、軟骨と皮膚がくっついていますが、かいたりして刺激を与えると軟骨と皮膚が剥がれてそこに血が溜まるわけです。

ganin多くは外耳炎などの痒みの為に耳をかいたり耳を振ったり、壁地面などにこすり付けて耳介(耳たぶ)に血が溜まる病気です。また、強い衝撃(打撲など)やけんかなどでもおきます。大きな耳の垂れ耳の犬、ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーなどの犬種が多いですが、全犬種に起こるので注意が必要です。耳疥癬(ダニなど)や外耳炎、アトピー性皮膚炎、アレルギー、腫瘍、できもの(ポリープ)、などにより耳に違和感を覚え、刺激を与えてしまいます。また、自己免疫も関係しているとも言われています。

治療血のたまりぐあいにより、治療は異なります。小指のつめぐらいのサイズだと血を抜く、それと平行して耳血腫を起こしている原因(外耳炎など)を治しながらエリザベスカラーをつけて様子を見る。血を抜く場合は、耳に注射針を刺して、血を抜く方法です。しかし、抜いても再び血液が貯まってしまうため、定期的に血を抜いてもらうため通院も要です。血を抜いたあとは耳に包帯をして、適度な圧迫を与え、その間刺激を与えない為にエリザベスカラーをつけて抗生物質や止血剤を投与します。血を抜く方法は、それが繰り返されると耳の軟骨が変形したり縮まったりしますので、効果が薄い場合は外科手術が必要です。外科手術は、麻酔をかけて耳を切開し、軟骨と皮膚の空間を作らない為結合する簡単な手術。

対処耳血腫は体質によっては、再発を繰り返し、治療として手術を行うことが多い病気ですので、日頃から耳のケアがとても重要になります。