アトピー性皮膚炎
ポイント

  • アトピー性皮膚炎は遺伝性でアレルゲンを吸収することにより痒みを伴う
  • 症状は、顔面、四肢、脇の下、腹部によく見られる
  • 70%が1歳~3歳で発症し、初期には皮疹をともわない激しい痒み
  • 慢性化で趾間性皮膚炎、掻き壊し、膿皮炎、脂漏症などの合併症がある
  • 約50%の外耳炎、結膜炎、鼻炎、胃腸障害など
  • メスでは、発情期の乱れや受胎率の低下、偽妊娠などもある
  • 原因は花粉、ほこり、ダニ、タバコ、植物、新聞紙、ウール、フケ、真菌胞子
  • 治療は薬による、痒みや炎症を抑える治療と、体内の免疫機構を整える根本的な治療をそれぞれを組み合わせて使用
  • 対策は空気清浄機や掃除、こまめにシャンプーをするなどしてアルゲンを避ける
  • 衛生などに気を配り、うまく病気と付き合っていきましょう。
  • アトピー体質は完全に正常にするのは困難

●アレルギーとアトピーの違い
アトピー・・・意味は「場所が不特定」と言われ、わかりやすく言えば「変わった、不思議」というような意味です。空気中に漂うアルゲンを鼻や口から吸ったり、皮膚からアルゲンを吸収したり、例えば、アルゲンを含むほこり吸った、衣服などがアルゲンを含みかゆくなったりしての過敏な肌などです。
アレルギー・・・花粉、ほこり、ダニ、タバコ、植物、新聞紙、ウール、フケ、真菌胞子など特定のものに対して発症するのがアレルギーです。
アトピーとアレルギーを比べる・・・アレルギーは特定のものに対しての異常反応ですが、アトピー体質は特定のものに対しての異常反応だけではないのがアトピーです。わかりやすく言えばアトピーは特定のものにも反応し、特定以外のものにも反応するという事です。

syouzyou時に腫れなどが見られて、慢性化すると舐めたりすることにより、趾間性皮膚炎(指の間の炎症)、掻き壊し、膿皮炎、脂漏症などの合併症がみられ、これらの症状は、顔面、四肢、脇の下、腹部によく見られます。また、約50%の外耳炎や結膜炎、鼻炎や胃腸障害があり、メスでは、発情期の乱れや受胎率の低下、偽妊娠などもあります。なりやすい犬種は、セッター系、テリア系、レトリバー系、ダルメシアン、ラサアプソ、シュナウザー、ボクサー、パグ、シャーペイなどです。

ganinアトピー性皮膚炎は遺伝性であり、アレルゲンを吸収することによって起こされ、痒みを伴う皮膚炎です。アレルゲンとしては、花粉、ほこり、ダニ、タバコ、植物、新聞紙、ウール、猫のフケ、真菌胞子などがよくあります。70%が1歳~3歳で発症し、初期には皮疹をともわない激しい痒みが見られ、この痒みはアレルゲンにより、季節性と非季節性があります。

治療原因となるアレルゲンは完全になくすことは難しいですが、原因がほこりであればできる限り空気清浄機や掃除、こまめにシャンプーをするなどして少しでも対策をしましょう。薬による治療は、痒みや炎症を抑える治療と、体内の免疫機構を整える根本的な治療をそれぞれを組み合わせて使用することが多いですが、アトピー体質は遺伝的な体質なので、体質を完全に正常にするのは困難です。

対処可能な限りアレルゲンを避けることです。アトピー性皮膚炎で死んでしまう事はないので、薬の副作用で体を壊すなどでは意味がなので、衛生などに気を配り、うまく病気と付き合っていきましょう。