寄生虫は寄生する場所によって、内部寄生虫と外部寄生虫に区分されます。内部寄生虫は消化管や血管に、外部寄生虫は皮膚や毛などに住み着いて主に血液を吸って生きています。寄生を受けた犬は栄養を盗られる事によって栄養状態が悪くなっていきます。早急に適切な処置をしなければなりません。寄生虫の種類によって適している駆除薬がそれぞれ違いますので、病院で便検査をして寄生虫を特定し、駆除薬を処方してもらいましょう。
寄生虫の感染
寄生虫の主な感染
経口感染:寄生虫の感染している犬の糞便で汚染された土や食器(寄生虫の卵および子虫が付着したもの)などを食べたりして口から感染
胎盤感染:寄生虫に感染している母犬の胎盤を通して、胎児に寄生虫が移る。つまり子犬は、すでに感染した状態で生まれてくる。
経乳汁感染:寄生虫に感染している母犬の母乳を子犬が飲むことによって感染する。
媒介感染:体内に寄生虫を持つノミを食べたり、蚊やダニに血を吸われたりして感染する。
経皮・経粘膜感染:寄生虫の幼虫や子虫が直接皮膚や毛穴および粘膜から犬の体内に入り込み感染する